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大震災から4年余、防潮堤整備が大幅遅れ

寄稿:池田龍夫

2015年9月3日

東日本大震災の津波被害による防潮堤整備・復旧は遅々として進まない。震災から4年以上も過ぎたのに、今年6月末の時点で、完成は109カ所。復旧は全体の16%に過ぎないという。

防潮堤計画のある667カ所について6月末時点で、進捗状況によると、建設が完了したのは109カ所、建設中は365カ所、未着工は212カ所。2020年までの10年間で約32兆円を計上している。しかし地元民の強い要望に応えず、このような大幅な工期遅れは行政の怠慢と言わざるを得ない。

一方、ズサンな東京五輪エンブレム問題が物議をかもしている。すでに広告業界などとの契約額は4652億円。このムダ遣いがやっと槍玉にあがったものの、どこまで削減されるか、見通しは覚束ない。

池田龍夫 (いけだ・たつお)毎日新聞OB。

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