News for the People in Japan
憲法審議ってば、今どうなってるの?
国会速報 No.18

2007.4.3
〜弁護士猿田佐世

★★★★★★

●公述人に、異例の多数応募 124名!
 与党案賛成者は2人のみ!
 与党案民主党案とも反対が 108人で87%
●公述人8人決定
●残りの 116人の声も聞くべく、東京・大阪・新潟以外の声も聞くべく、
 さらに公聴会を開くよう求めよう!

★★★★★★

●今やること
(1)4月5日、東京公聴会を傍聴しよう。方法は下記↓
(2)公聴会のさらなる開催を強く求めよう 方法は下記↓
(3)街頭アンケートをやりませんか?公聴会でも使ってもらおう! 下記↓

●応募者の約9割が与党案・民主党案ともに反対!
4月5日の公聴会の応募人数は、最終的に124人。異例の多さからは、国民の興味の高さが伺える。124人中108人が両案共に反対の意見を表明した。

応募の内訳は以下の通り
・与党案賛成 0名
・民主党案賛成 2名
・両案賛成 2名
・与党案修正後賛成 1名
・民主党案修正後賛成 0名
・両案反対 108名
・その他 11名

●さらなる公聴会の開催を求めよう!
(1)修正案での公聴会は開かれていない。
与党は3月27日、修正案を提出したが、4月5日の公聴会は修正前の案についての意見を問うものとして開かれるものである。 今のまま修正案で強行採決となると、意見を全く聞いていない案での採決となる。修正後の案については意見を聞く気がないの? 改めて公聴会を開くよう求めよう!

(2)意見を言おうと勇気を持って応募をした116人の声が聞かれなければならない! (応募するの、勇気がいるんだよ。かなり。)

(3)新潟・大阪で1日で各2時間だけ公聴会を開いて、「地方の声を聞いた」 などとするのは許されない。さらなる地方公聴会の開催を求めよう!
もちろん公聴会の回数を入れさせることで、じっくり審議をさせ今国会成立断念に繋げたいという気持ちはある。
あと2週も遅れれば、参議院で時間切れ。しかし、それだけではなく、根本的に国民の声は全く国会に伝わっていないというのがこの間の国会傍聴の感想である。
憲法特委の傍聴に行っていると、護憲派は国民の4%だけか? と錯覚に陥るくらい (委員50人のうち 「明確な」 護憲派は2人)、審議は一方的。
しかし、どれだけ偏った方法で世論調査が行われたとしても、4%なんて結果は出ない。多くの世論調査ではほぼ半々だったり、護憲派が多いという結果が出ることも。
国会は、勝手に進む。国民の声を届ける場が絶対的に必要である。公聴会の開催を、みなさん、強く求めて下さい!

衆議院憲法調査特別委員会事務局 (電話:03−3581−5563)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_osirase.htm
〒100-8960 東京都千代田区永田町1-7-1

●4月5日の公述人に選ばれた方は以下の8名
(午前)
日本大学法学部教授 百地  章さん
社団法人自由人権協会代表理事・弁護士 庭山正一郎さん
特定非営利活動法人Rights理事 小林 庸平さん
主婦 田辺 初枝さん

(午後)
大宮法科大学院大学法学研究科法務専攻 南部 義典さん
地方公務員 松繁 美和さん
元会社員 伊藤 勝久さん
弁護士 森川 文人さん

●街頭アンケート実施にご協力を!
新潟・大阪の公聴会と平行して両地で行われた街頭アンケートでは、審議が尽くされていないとする人が、尽くされたとする人の11倍以上いたり、 大多数の国民が法案を知らないことなどが、はっきりと数字で現れた。
http://www.news-pj.net/kenpoushingi/

引き続き、全国で、街頭アンケートを行いたいと思います。多ければ多いほど影響力が大きくなります。ご協力頂ける方は、私、猿田までご連絡下さい。
→info_kokumintohyo@mac.com
(猿田宛メールはこちらへ)

●4月5日の公聴会をみんなで傍聴に行きましょう!
初めて、私たち市民から選ばれた公述人が意見を言えます。みんなで応援に行きましょう。
また傍聴席を埋め尽くして私たちのメッセージを伝えましょう!
希望の方に辻元清美衆議院議員の事務所のお手伝いで傍聴いただけることになりました。(いつもすみません)


1 事前申込

傍聴希望の方は、4月4日午後5時までに、名前、住所、電話番号、年令、職業を明記の上、「4月5日の公聴会傍聴希望」 として、 辻本清美議員の議員会館の事務所宛てに、ファックスしてください (FAX 03-3508-3855)。
午前の傍聴が希望なのか、午後か、それとも一日かも明記してください。

2 当日
公聴会は 4月5日 9時〜12時 1時〜4時 (12時〜1時は休憩)です。
午前に参加される方は、8時30分までに
午後に参加される方は、13時30分までに
国会議事堂・衆議院議員面会所に集合してください。
途中退席はかまいませんが、再度入ることはできません。

●このメルマガの過去ログはこちら
http://www.news-pj.net/kenpoushingi/
http://kenpou.cocolog-nifty.com/angya/
http://www.nikkanberita.com/

憲法改正国民投票法についての詳細は、上記HPのほかに、下記もどうぞ
http://web.mac.com/volksabstimmung/

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