News for the People in Japan
憲法審議ってば、今どうなってるの?
国会速報 No.25
2007.4.12
〜弁護士猿田佐世


★★★★★★
●与党の強行採決は、歴史に残る悪行
●「辻元先生には、何か思い入れがあるみたいですが・・・」(保岡議員)
「既に話し合いは終わりました」(中山委員長)
何言ってるんだか?!
★★★★★★


●速報
本日(4月12日)の衆議院憲法特委で、与党が憲法改正国民投票法案の強行採決を行った。
民主・共産・社民が強く反対し、更なる審議を強く求めているさなかの強行採決であった。
採決は、審議の中で法案には多くの問題点が残っていることがさらに明らかになった時点で、強行された。文字通りの強行。

最後の質問者は社民党の辻元議員。概ね、こんなやり取りで終了。
・辻元議員「公務員や教育者は、どのような行為をすると罰せられるんですか。」
・自民党「この先3年間かけて決めます。」
・辻元議員「法律を決めてから、考えるんですか? そんなことも決まっていないのに、強行採決しようとしているんですか? 審議が足りません」
・保岡自民党筆頭理事「辻元先生は、何か思い入れがあるみたいですが・・・」
・辻元議員「何を言ってるんですか!!!? 事は憲法ですよ。思い入れがあって当然じゃないですか!」

・・・・こんなに議論をしている法案に、そして、憲法に思い入れが無いなら、議員なんかやめたほうが良い。
その後、会場は、乱闘一歩寸前の状態に。怒号が飛び交い、傍聴席からも、怒りが爆発。「国民の声を聞け」「ふざけるな」・・・怒鳴りすぎて、 退場させられる傍聴者も。そして、次のようなやり取りで、中山太郎委員長が、15分弱経過後くらいか? 採決を強行。

(大旨)
野党 「質問に対する答弁が分からないから、答えてもらいたい。審議を続行して話し合いをしたい」
中山委員長 「話し合いは終わりました」

ほんと、強行採決を目の前で見ると、怒り心頭ですよ。泣いている傍聴者も少なくありませんでした。
与党が3分の2の議席を占めている、傍若無人なこの状態の恐ろしさを、身震いがするほど感じます。

ということで、速報でした。私も、6時半からの日比谷野外音楽堂の反対集会に行ってきます!

●明日の本会議予定
明日は本会議で強行採決予定。明日(4月13日)午後1時からと考えられるが、詳細は、議運でこれから決定。
追って、速報を流します。傍聴方法も流しますのでご注視ください。

●「国民との話し合いが足りない!」 「強行採決するな!」 と抗議の声を!
・国会議員、マスコミ一斉メールフォーム
こちら→ http://www.kyodo-center.jp/
・安倍晋三 首相  FAX:03-3508-3602

・公明党議員は、
赤松正雄議員 (F:03−3508−3412)、石井啓一議員 (F:03-3508-3229)
大口善徳議員 (F:03−3508−8552)、太田昭宏代表 (F:03-3592-1019)

・衆議院憲法調査特別委員会事務局
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_osirase.htm
〒100-8960 東京都千代田区永田町1-7-1 (TEL 03-3581-5563)

●明日からもイベントいろいろあります。ご参加を!
・4月13日18:30〜20:30
「米軍再編はいらない!憲法改悪を許さない4・13全国集会」
社会文化会館 [永田町] (平和フォーラムなど)
・4月17日18:30〜19:30
「ヒューマンチェーン」(国会へ行こうアクション)
第2議員会館前集合 [国会議事堂前]

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(18:57)

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